建築の仕事

新築住宅の現場監督とはどんな仕事?

  • 新築住宅の現場監督ってどんなことをするの?
  • 年収はどれくらい?
  • 正直キツいのでは
  • 転職するならどうすればいい

私は現在木造住宅の現場監督の仕事をしております。現役の私が赤裸々に明かしていきたいと思います。

新築住宅の現場監督の仕事内容

住宅の現場監督は主に

  1. 建物の現場の監理
  2. 現場のおさまり確認や図面確認
  3. 見積や業者の手配
  4. 材料の発注
  5. 工程表の作成
  6. 検査の資料作成
  7. 引渡し書類の作成

主にはこのような仕事です。

現場の監理

一番のメインの仕事です。図面通りに工事が進んでいるのかを確認したり、基準法通りにしっかりと工事ができているかを現場監督が指示したりチェックしたりします。

図面ではどうすればいいかわからないところがありますので、職人さんに伝えて円滑に工事を進めていきます。

現場のおさまり確認や図面確認

主に住宅ではメーカーによってある程度の決まりがあります。その決まりに沿って進めていくので大きくは狂いはないのですが、例えば、配管がこのスペースでは収まらずに図面を変更するか配管の位置を変えるかなどの問題が生じることがあります。
そういった時に図面を確認したり、変更の依頼をしたり、職人さんに伝えたりします。

見積や業者の手配

お施主様や事業主に見積もりを提出するために各業者に見積もり依頼をする必要があります。また、工事が始まったら業者の手配を行います。

工程表の作成

工事が始まる前には工程表を作成して工事の予定を組みます。その予定に沿って工事を進めていくため、この工程表作りは割と重要だったりします。

材料の発注

現場で使用する材料は基本的に現場監督が行います。養生材から木材断熱材等々です。この発注が一番のミスが起こる作業です。日にちを間違えたり、物が入ってこなかったり、数が足りなかったり、そんなことは割と日常茶飯事だったりします。

検査の資料作成

住宅の検査には、配筋検査、中間検査、完了検査があります。

配筋検査は基礎の配筋が図面通りにできているか、指定の建築検査機構がチェックします。そして中間検査は木造の場合建て方が終わり金物が設置できた段階で行います。そしてその時に基礎や金物木工事の写真が必要になります。写真を資料にまとめて提出します。

そして最後完成時に完了検査を受けます。全てにおいて図面通りにできているのかをチェックするためのものです。

引渡し書類の作成

お施主様にお渡しする書類の作成です。取扱説明書や保証内容などの資料をまとめてお施主様にお渡しします。

ざっと記載しましたが大まかにはこのような仕事です。

初めは慣れずにこんなことできるのかと思っておりましたが、慣れると簡単です。なぜなら同じことの繰り返しなので、要領をつかめると誰でもできる内容ばかりだからです。

現場で起こることは建築に詳しくないとなかなか大変だったりしますが、結局のところ誰もが初心者なので、わからなければ、周りの社員に聞けば大丈夫です。そうやって建築のことも学んでいく形です。

私もまだまだ知識が浅はかなのでそうやって成長しています。

年収はどれくらい?

求人ボックスによると建築現場監督の平均年収は490万円と日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。

私の場合は土日祝日休みで大体500万円くらいです。ちなみに入社1年目なので、もう少し上がっていくことは期待できます。

正直キツいのでは

現場仕事はきついイメージありますよね。住宅の場合はまだ建築業界のくくりで言うとまだマシな方だと思います。

現場に常駐する必要がないので、家で仕事したり直行直帰できたりするので、自分の時間をうまく活用することができます。

現場が多くなると大変なことはもちろんあります。クレームの対応や商品の不備の対応など。また休みの日に電話があったり、対応しなければならなかったりと辛いこともあります。

しかし、建築に限らず他の仕事も同じだとは思います。

クレームなんて無くなればいいのにとは思いますが。

あとは職人さんが中卒や高卒などで理解力がなかったり、言うことを聞かなかったりと、割と無茶苦茶したりします。その人達を相手にするので、割と疲れることもあります。

ただ、職人さんはいい人が多いので、よくしてくれます。楽しいと思えることも多いので、建築に興味がある人には向いている仕事と私は思います。

0から図面通りに家が出来上がるのは、なんだか嬉しい気持ちになりますよ。

転職するならどうすればいい

建築の現場監督になってみたいなら、リクナビネクストなどの大手の転職サイトを活用してみましょう。

また、建築に特化したサイト建築転職も活用して転職の成功を高めましょう。

資格を保持していると割と転職しやすかったりしますので、二級建築士や一級建築士の資格を目指してから挑むか、今勉強している旨を面接で伝えることがいいでしょう。

転職回数が多い私でも採用されましたので、やりたい気持ちがあればきっと採用されますので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

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