この記事ではこのようなお悩みを解決できるように執筆しました。
実際僕は昨年二級建築士を初めて受験し、一発合格をしました。多少の知識はあるものの、全くの無知な状態でも合格することは可能です。
実は僕は正直知識もあまりないし、設計もしたことないしで、1年で筆記を合格させ、次の年で製図を合格できるようになればいいかなと思ってました。
しかし、製図も学科試験を受けた後から勉強し始めても、合格出来ると知ってから頑張って勉強しました。見事合格できたので、やる前から諦めずにやってよかったと思ってます。
なので、そんな僕が合格できた勉強法を伝授致します。
二級建築士は簡単
二級建築士を受けて思いますが、簡単です。受験前は不安でいっぱいでしたが、受けてみるとこんなもんか。という感じでした。
簡単なので、「合格できるかな…」と思う不安な気持ちを持たなくて大丈夫です。
では、どう簡単なのかということをお伝えすると、それは過去問を勉強すれば合格出来るからなのです。
二級建築士の合格率
さて、二級建築士の合格率をみてみましょう。
年度 | 学科合格率 | 製図合格率 | 総合合格率 |
---|---|---|---|
平成28年度 | 42.3% | 53.1% | 25.4% |
平成29年度 | 36.6% | 53.2% | 24.3% |
平成30年度 | 37.7% | 54.9% | 25.5% |
令和元年度 | 42.0% | 46.3% | 22.2% |
令和2年度 | 41.4% | 53.1% | 26.4% |
ご覧の通り学科は4割程度が合格基準となっております。
さらに、製図試験は約5割、半分の人が合格している結果となっております。
このようにしてみると案外合格しやすい国家試験だなと思いますよね。
しかも、令和2年度は他に比べて合格しやすい年となってますね。
学校に通う必要ある?
結論からお伝えすると
- 学科は独学で十分
- 製図も人によっては独学で合格可能
実際僕は、学科は独学で受験し、製図は学校に通いました。
僕は初めての受験でしたので、まずしたことは、総合資格さんに資料請求し、説明を聞きに行くことにしました。(資料請求したくて、したわけではなく法令集のインデックスが欲しくて仕方なく)
話を聞くだけでも参考になるので、聞きに行くことはおすすめです。
話を聞くと、独学では厳しいという風に思わせてきます笑
不安にさせて、受講させるうまい営業トーク
おそらくノルマがあるのでしょう。よく電話もかかってきますし、勧誘をたくさんされます。
僕も話を聞いた時は、そこまで厳しいなら受けたいなあ。とも思いました。
しかし残念ながら、お金を払う余裕がなかったので、断りました。
学校に通わなくても合格できる
しっかりと、勉強と対策をすれば学校に通わずに合格する事が可能です。
ただ、誰かに教えてもらってしか勉強出来ないという方には学校はオススメです。
メリットデメリットがあるので全ての人が学校に行くべきではないという事ではありませんので、あしからずです。
僕の場合はお金を出来るだけかけたくなかったので、独学でするという選択をしました。お金にある程度余裕があれば受けてたかもしれませんね。
学科試験の勉強方法
さてここからが気になる勉強方法について。
勉強方法はズバリ、過去問をひたすらやる。これにつきます。
え?それだけ?笑
と思われた方すみません。それだけです。
逆にいうと他に新しい知識を入れる必要はないです。
法改正で変更になった箇所が出るというのもありますが、その内容が出たところで、たった数点ほどです。
そこに無駄な労力をさくより、8割、9割出る過去問に力を入れた方がいいのです。
勘と推測でマークすれば4択なので4回に1回は合うでしょうしね。
別記事にて具体的な勉強の教材等を紹介します。
製図試験の勉強方法
製図は正直諦めてましたが、見事合格できてましたので勉強方法をお伝えします。
それは、たくさん描く事です。
は?それだけ?笑
と思われた方すみません。
僕の場合製図に関しては全くの自信がなかったので、学校に通いました。
どこに通ったかというと、日本でおそらく1番安いんでしょうか。
全日本建築士会というところで約13万円くらいでした。
受けてみての感想ですが、オススメできません。
全日本建築士会がオススメできない理由
- 指導内容が人によって違う
- 先生のこだわりに合わせて回答する必要がある
- 教育レベルが教科書通りの進め方
- ドタキャンを平気でやる
僕が感じたことです。一つ一つお伝えします。
指導内容が人によって違う
僕が受けた時、講師が3人いらっしゃいました。1人がメインでされており、あと2人がサブで、サブと言ってもちょこちょこ回って、製図しているのを見てるだけですがwww
メインの方が来れなくなったのが、2回くらいあり、その間はサブの方が教えるような形でした。
で実際この2人が言っていることが違うのです。
図面に書く文言(内容は忘れた)をメイン講師は「書かないように」と言っていたことが、サブ講師には「書きなさい。」と言われていました。
僕しかり、他の受験者の方も混乱してました。
先生のこだわりに合わせて回答する必要がある
そうなると、回答するのに気を遣います。
製図の受講スタイルとして、朝から夕方まであり、はじめに課題を説明受けて、あとは製図するだけ。
製図が終われば提出して、先生の指摘や、指導を受けます。
この指摘や指導で、まあこだわりがあります。要はこうしなさい。と言われたら、そう図面に書くしかない。
そしてそれが今度違う先生が見るとなると、その内容を無くさないといけない。。
こんな気を使って図面を書いてました。
先生によって書かないといけない内容が違うのですが、結局試験の時こうした方がいいと言われたことやらなかったけど合格できました。
実際、矩計図で仕様に準耐火性と記載した方がいいよっと言われてましたが、時間なくてかけませんでした。それでも合格できました。
教育レベルが教科書通りの進め方
製図は図面の書くスピードと、綺麗に描く事が大事だと思ってます。
スピーディーに書くためにどうしたら良いのかとか、綺麗に書くにはどうしたら良いのかは、一切教えてくれませんでした。
教えてくれなかったので、僕は先生に綺麗に書くにはどうしたら良いですか。と質問しました。
そしたら、他の受験者が綺麗に描いているから、それ見てきたら。
という返答でした。
ドタキャンを平気でやる
毎週末に電車で通っておりました。
ある時、いつも通り予定表に書いてあったため、時間通り、いやなんなら少し早く行きました。
受講者のみんなも集まってきましたが、一向に部屋の扉の鍵が開きません。そして先生も来ない。
予定時刻を過ぎても、状況が変わらず、やむを得ずにそのビルの管理人に聞きに行くと、なんと休館日とのことでした。
事務局に電話は繋がらずメールしても返信がなく、仕方なく帰宅しました。
約2時間後に、メールで、本日は中止と連絡が来たのです。
そしてその代替え日としてその翌日にするという連絡でした。
先生方には周知していて、受講者に周知してないってどうなん!?と思いますが。。
さて、このような対応をする学校にあなたは通いたいでしょうか。
結局独学に近い形で勉強する羽目に
結局授業で出された課題とAmazonで購入した製図の図書を2冊やり遂げて挑みました。
製図にはある程度のコツがあります。そのコツは別の記事で書きます。
ただ、一番大事なのは、時間内に書き終わる事です。
どれだけ勉強しても、時間内にかけなければ落ちてしまうのです。全ての条件をクリアするばかりを意識してはいけません。
僕自身も昨年スロープでアプローチしないといけないところをスロープ設けるの忘れてました。
しかしそれでも合格できました。
引き出し線も定規で引く時間がなかったのでフリーハンドで記載しました。それでも大丈夫なのです。
時間内に書き終える事が大事ですので、しっかりと書き終える事を意識しましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は二級建築士の勉強法についてお伝えしました。しっかりと勉強すれば、合格できます。
他人に振り回されずに初めから、独学するなら独学するで決めて、受験することをお勧めします。
製図の学校に行って、僕は怒りがなかなか収まらず苦労しました。
これからチャレンジするあなたも、合格するまで、頑張りましょう!